pugliafxの日記

兼業FXスイングトレーダーのブログです

FXの基本その① ダウ理論とトレンド

ダウ理論はチャートの動きを理解する上ではかかせない理論です

ダウ理論を理解するにはまずトレンドを理解する必要があります

 

【トレンド】

トレンドは相場の「流れ」を意味します

上がりやすい相場なのか、

下がりやすい相場なのかを表します

 

トレンドには2種類あり、

上昇を意味するアップトレンド

下降のダウントレンドです

 

アップトレンドの図

ダウントレンドの図

 

ダウ理論の考え方としては、

「アップトレンド中は安値を更新しない限り、上昇が続く」

「ダウントレンド中は高値を更新しない限り、下降が続く」です。

アップトレンドの場合、高値安値が更新されて切り上げる動きをします

高値というのはチャートの山(1、3、5)で

安値は谷(2、4)です

※ダウントレンドはこの動きの逆になります。高値と安値が切り下げる動きです

 

安値は高値を更新した時に初めて安値として機能
します

上図のチャートだと、2の安値は1の高値を更新していないので、まだダウ理論機能する安値として確定していません

仮に2に損切りを置いて買いでエントリーし、上図のように2を割って負けた場合、このトレードはダウ理論に沿ったトレードとは言えません

 

実際のチャートで見てみると、多少の誤差はあれど
ダウ理論に沿ってチャートが動いているのが分かると思います

ダウ理論に従って損切りを置くことで、相場の起こりやすい現象に沿ってトレードができます

 

ダウ理論上、アップトレンドの場合「安値を割らない限りは上昇の流れが続く」でしたね

言い換えれば、

アップトレンド中の相場で、損切りを機能している安値に設定しておけば負けづらいということです

また、上図の2の安値に損切りを設定した後に

チャートが進み、4の安値が3の高値を更新した時には機能する安値が新たに作られた状態*になります

*ダウが更新された状態

 

この場合、2→4へ損切りをずらすことができると考えます

損切り位置を2→4へ変更してもダウ理論の根拠が薄れるわけではありません

負けた時の傷をできるだけ浅くするために、損切りを移動できる時は必ずした方がいいです

 

トレンド転換について

ダウ理論を理解するためにはトレンド転換を理解する必要があります

まずはこちらの図をご覧ください

 

先ほどのアップトレンドの安値が更新されてしまいましたね

こうなった場合、アップトレンドは一旦終了した状態になります

かといってダウントレンドになったわけでもない状態です

ダウントレンドになるためには2の安値を更新する動きが必要になります

つまり、安値を割る1本の波の動きだけではトレンドが転換したとは言えないということです

 

因みにアップトレンドとダウントレンドのどちらにも該当しない(流れが定まらない)チャートはレンジと言われています

レンジ相場の図

一見するとアップトレンドのようにも見えますが、高値と安値を抜けていない(一つの波の中でうごめいている)ので流れが定まっていない相場です。

 

このような相場ではダウ理論が機能しないことが多いですし、根拠のある損切り位置を決めるのも難しいです

レンジ相場を見つけたら、「負けやすい相場だから入らないでおこう」という風に考えて頂ければ無駄なエントリーをしなくて済みます

 

次回の記事では、チャートの動きを更に理解するために必要なMA(移動平均線)について解説します